2010年11月29日月曜日

高い評価を下す。

こんなときは、ズバリ「買い」です。また逆に、状態はいいのに、弱気なコメントを発する厩舎の方もいます。慎重といえば慎重ですが、色気があるときほど「泣き」が入る方もいます。専門紙のコメント欄で、案外弱気だと思っても、その馬に高い評価を下している場合は、狙って損はないということです(実績のあまり高くない馬のケースはとくに)。さらに、人気薄確実という馬の陣営が強気のコメントを出しているときには、何かしらの自信があるときに間違いありません。もちろん、出走各馬の横の比較で、能力が足りる足りないの問題はありますが、注目して損はありませんよ。厩舎のコユ場」がコメントを歪めるそれではジャパンカップダート予想を具体的に現役の厩舎(美浦)に則して、もう少しお話しましょう。まず最初は藤沢和厩舎です。多数の有力馬を抱え、成績面を見ても、今や日本一の厩舎なのはいうまでもありません。この藤沢和厩舎のコメントの特徴は、出走馬のマイナス面について、国が裂けてもいわないことです。高額のブランド馬を預かるということで、その馬主への必要以上の配慮が生まれてしまうのです。まあ、これだけ勝率、連対率の高い厩舎ですから、コメント通りに好走することも多いのですが…。藤沢和厩舎のコメントは、基本的にウノミにしないことが重要です。同じようなことは、松山。戸田・ニノ宮。鈴木伸・高市。伊藤圭厩舎にもいえます。結局、厩舎としての「立場」が、こういった弊害を生んでいるのです。

2010年11月25日木曜日

直線に入った!

まったく同じことがいえるのが天皇賞(春)。前半5ハロン通過6‐秒9、2000 m通過2分5秒フラットという超のつくスローペースです。なぜこんなことが起こったのかというと、逃げたイングランディーレはまったくのノーマークで、みんな道中5番手あたりを追走していたゼンノロ¨フロイをマークしていたからです。リンカーン、ザッツザプレンティ、ヽネオユニヴァースらが、ゼンノロ¨フロイの後ろで一団を形勢していたのです。そして彼らが塊で走っている間に、イングランディーレはみるみる差を広げていき、4コーナー手前の時点で、まだ‐5〜"馬身くらいり!ドがあったのではないでしょうか。直線に入ったところで慌ててシルクフェイマスが鈴を付けに行きましたが、後の祭り。ゼンノロブロイが動いたのをきっかけに、みんな猛然と追い出して、直線半ばで横一線。皐月賞とまったく同じかたちです。結果、イングランディーレが圧勝したわけですが、2着ゼンノロブロイとの間に,7馬身“もの能力差があるはずがありません。これぞス回!ペースの産物です。そしてここで大惨敗したリンカーンとザッツが、宝塚記念では掲示板に載りました。皐月賞同様、何の指標も生まなかったわけです。スローペースの産物という意味では、オークスのダイワエルシエーロも同じ。この勝利は、鞍上福永騎手の好騎乗、馬の能力だと思ったら大間違いです。しかしこのレースでは、注目すべき記録もありました。2着のスイープトウショウです。逃げ馬が残る流れを、馬群をかきわけて伸びてきた。この馬の成績を見て愕然とするのは、出遅れや大外を回る不利がありながら、そして距離も流れも問わず、つねに解秒台前半の上がりを記録していること。記録って僕はツーショットダイヤルの子と実際3人と付き合えたという記録しかありません。

2010年11月8日月曜日

単勝オッズを優先

候補馬のイレギチフー数はいくつか?マトリックス馬候補が1頭だけの場合、その馬は即座にマトリックス馬に選出される。しかし、候補馬が2〜3頭の場合は、「①▼単勝オッズー0倍台の馬を優先する」「②▼イレギュラー数の多い馬(常に単勝人気がひとつ上位の馬と比較)を優先する」「③▼馬連オッズの人気上位を優先する」「④▼複勝オッズの人気上位を優先する」と、4つのルールを順に適用して1頭に絞り込み、マトリックス馬を選定する(候補馬4頭以上の場合は見送りレースとなる)。①〜④の順にルールを適用するので、まずは「① ▼単勝オッズー0倍台の馬を優先する」について、検証しよう。マトリックス馬候補2頭の単勝オッズをチェックすると、⑩ミスティラブが「11 ・1」、⑥シルクドラグーンが「14。1」で、いずれも10倍台であるとわかる。つづいて、「ルール②▼イレギュラー数の多い馬(常に単勝人気がひとつ上位の馬と比較)を優先する」にもとづいて検証しよう。京王杯2歳ステークス予想でもそうだと思います。