2010年12月22日水曜日

中央のレース

3歳の夏に札幌クイーンSで一度だけ芝を使ったのはご愛嬌で、その後は予定通リダート路線をまつしぐらに歩んでいる。中央のレースは詈甲つに及ばず、調子が良くて条件さえ合えば公営の交流重賞にも積極的に参職し、結菓茅轟(してきた。元々が夏場に向けて調子を上げるタイプで、良績も暑い時期に片寄っている。また、距離も当初はマイル志向が強かったが、キャリアを積むにつれて融通性が出てきた。JCダートは、競馬予想レースが創設された3歳時から出走。当時は番人気ながら中団から渋太く脚を伸ばして4着に健闘。翌年の第2回にも連続出走し、5着。2年連続で入着を果たした。今年5歳になってからの充実ぶりは日覚ましい。6月、函館の大沼Sを制したのを皮切りに3連勝。エルムS勝うで、待望上の宝大初重賞制覇も達成した。その後のローテーションは盛岡のJBCクラシックからJCダートを予定。このレース3年連続出走の快挙も日前に迫っている。今年レースが行われる中山は、3歳秋のヨーンSで一度走っただけだが、その時3着しているように問題はない。外国馬は力比較のしようがないが、組みしやすくなっている国内馬が相手なら、過去2回以上の着順に来ても驚けない。もしかすると牡馬を一蹴するシーンもあるかも知れなη

2010年12月7日火曜日

連勝式を廃止した国営競馬

ともかく、連勝式を廃止した国営競馬を横目に、連勝式のある大井競馬場は連日の大盛況。「射幸性を減じる」のも大いにけっこう、ただしそれは競馬が存続してから言えること。このままでは競輪と地方競馬にファンを根こそぎ持って行かれて、国営の競馬場にはベンペン草1残らぬということも。なんて心配する間もなく、連勝馬券はじつにあっさり復活した。それでも、危機が去ったわけではない。売上を上昇させて、充実したレースを提供するには、さまざまな面から阪神ジュベナイルフィリーズ予想ファン・サービスを向上させることが肝要であろう。そんなところへ、このニュース。控除率を25晰に引き下げる競馬法一部改正案が12月8日の臨時議会で可決成立。不振にあえいだ今年の国営競馬が土壇場に放った逆転ホームラン、になればよいのだが。今春、アメリカのゴールデングート競馬場は世界新記録ラッシュに沸いた。まず5月27日には、パシフィックHでボレロがダート6 ハロンを1分8秒2の世界レコード勝ち。6月3日、ゴールデングート・マイルでサイテーションがダートH ハロンで1分33秒6をマーク。同馬はこの1着賞金により収得賞金世界一の座も手に入れた。ヌーアの活躍も目立った。6月17 日、フォーティナイナIHではダート9 ハロンー分46秒8、6月24日、ゴールデンゲートHでダートー0 ハロンー分58秒2。2週連続で世界新記録。いやはや世界の競馬は果てしなく遠い。競馬場のスピーカーから楽しい曲が流れるリルレロ。